情操教育…みなさんも聞いたことのある言葉だと思います。学校の授業でやる算数（または数学）、理科、社会など、これらの科目は暗記重視になっていますよね。

それに対して道徳、図工、音楽、保健体育、国語の文学作品の鑑賞なんかは感情や創造性といったものを育てて、それぞれの個性を伸ばすのに役立ちます。一般的には、これらが情操教育にあたるといわれています。情操教育とは美しいものを素直に美しいと感じる心や思いやり、ものに感動する心などを育む教育のことをいいます。これは心の豊かな人間を育てることにつながるのではないでしょうか。

また、学校では総合学習の授業や地域での職場体験学習なども情操教育の一つとして挙げることができますね。そのほか、情操教育の一環として、動物（ペット）を飼育する学校や家庭も増えてきています。新体操も情操教育に大いに役立っています。見た目の華やかさとあいまって、人気のスポーツとなっています。

あなたは自分の子供にどんな習い事をさせていますか？これからさせたいですか？女の子なら新体操を習わせている、または習わせたいと思っている親御さんもいるのではないでしょうか？

「自分も子供のことに習っていて楽しかったから」とか「自分は習いたかったけどできなかったから、新体操選手の夢は子供に託す」など…

親の思いはさまざまでしょう。また、子供本人もきれいなレオタードやリボンにあこがれるのでは…？と個人的にはそう思っていたのですが、実際はそうでもないのかなぁという気もします。

ここで、おもちゃメーカーのバンダイが2006年に実施したアンケートの結果を抜粋して紹介したいと思います。

これは3～5歳の女の子を持つ親250人に実施したアンケート結果です。質問は…『子供にさせたいスポーツはなんですか？』上記のほか、0～2歳、6～8歳、9～12歳の女の子を持つ親各250人を対象に同じ質問をしているのですが、回答に新体操が含まれていたのは3～5歳のグループだけですね～。調べてみて私自身もちょっと意外！？と思いました。やっぱり、やらせたいと思う気持ちと実際の行動力は比例しないっていうことなのでしょうか。

では、新体操を習うとどんな効果があるのでしょう？かわいいから、子供がやりたがっているから…お金を払って習わせる親御さんとしては、それだけでは満足いかない人もいるかもしれませんね。新体操に限らず、スポーツはみんなそうですが、心身ともに健康にしてくれるんですよ。身体的な面と精神的な面に分けて、新体操の効果を紹介していきましょう。小さいときから子供にさせる習い事としては、新体操がぴったりなのです！

1. 適度な筋肉を発達させることで正しく美しい姿勢、バランスのとれた身体づくりができます。
2. 身体の全般的な筋肉をつくり、柔軟性・反射神経・俊敏性を養うことができます。

1. さまざまな動作をすることで、体を動かすことの楽しさと喜びを覚えることができます。
2. 豊かな感受性を育むとともに、身体全体を使った表現方法を身につけることができます。
3. 仲間と一緒に身体を動かすことで、連帯感や協調性を育むことができます。
4. 目標をつくり、創意工夫して努力することを学び、達成感を味わうことができます。